カステラの美しさ
日本人はカステラに見た目の美しさも求めました。
そして、日本の菓子職人らのたゆまぬ努力が実を結び、今日の崇高な美しさをもつ菓子となりました。
では、どうしてポルトガルではパォン・デ・ローがカステラのように進化しなかったのか?
答えは、ポルトガル人は日本人のように物事に細かくこだわらない人たちだから。
ですから何世紀もの間、パォン・デ・ローはポルトガルの菓子職人の努力なしにきたわけです。
つまり、今もってパォン・デ・ローを焼くのに微妙な感や技術は必要ありません。
「まあまあの味で、まあまあの形」であればいいのでしょう。
作る側も食べる側もそれ以上を求めないのです、残念ながら。